腰痛にきく腰博士・猫の手ブログ

「腰博士」あるいは「腰痛治療界の猫の手」こと整形外科医・吉原潔の日常をつづるブログです。
新たな企画: 医者向けのメール相談
ホームページへのアクセスが増えている。お盆休み明けにいきなり1日で1090件を記録したかと思うと、その後も700,800件のペース。お盆休み前よりも100−200件多い。どうしてそうなったのかは分からない。「腰痛治療」での検索順位も、Yahooでトップページ2番目、Googleでも2ページ目なかほどに来る。ただ、それにあぐらをかいているわけにはいかない。実は新たな企画を考え、鋭意準備中だ。

メール相談が好調ということはそれなりに悩んで困っている人がたくさんいるということになるだろう。現在の対象は私のホームページをご覧になった患者さんだが、その対象を腰痛の治療している医者にまで広げようと考えている。腰痛はありきたりの症状でそれに悩む者は多い。治療する側もかならずしも整形外科医とは限らず、一般外科医や内科医、もしくは整形外科以外の開業医などがやむを得ず診療している場合も多々あろう。レントゲンやMRIを撮っても自分には専門外なので分からない、もしくは整形外科医でも脊椎専門ではないので分からない、そういった状況も多々あるだろう。そんなときにメールでデータを添付してもらい、医者から見た症状を書いてもらうことで何らかのお役にたてないか。そうすることで間接的に困っている患者さんを救えないかと考えたのだ。おそらくそういった試みは本邦初だと思う。相談内容は腰痛に限らず、私が答えられる範囲で整形外科全般にしようと思っている。そう考えると我ながらワクワクしてくる。それと時を同じくして、トップページの腰博士の漫画絵の私が持っている指揮棒みたいのを動画で動くようにしてとか、おちゃめなことを考えるとまたワクワクしてくる。
| 今日の医療を斬る | 07:12 | - | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
偉い人ほど頭を垂れる
 某大臣の閣議後の記者会見で、経費はすべて実際に支出し、「問題はないと考えている」として、辞任を否定。詳細な使途については、「調べて答えたい」と述べた。

 偉い人に多いんですよね。「問題はないと考えている」とか「それは解釈の違いだ」とか。さらに記者が詳細に問い詰めれば、どこに問題がないのか?や解釈がどのように違うのか?が答えられない。必ず逃げるか、怒り返す。「調べて答えたい」だって自分のことなんだから「多くは○○に使った」とか、もったいぶって調べなくたって大体のことはわかるでしょう。「夏休みの旅行で一番お金がかかったのは何ですか?」っていう問題と同レベルなんだからすぐに交通費とか宿泊代とかお土産代などと普通の人の感覚なら出てくるものだけどね。「調べて答えたい」って時間稼いで言い訳考えてるだけなのが見え見え。そして結局は辞任。その時も自分の非を認めて間違いを謝るのではなく、単に「混乱を与えたため」などとプライドが超高い。

 昔から偉い人ほど頭を垂れる(下げる)というでしょう。大臣、役人などいくら学歴が高くても上に立つ人がこれじゃ組織がうまくいくはずがない。こういうコラム読んで「ドキッ!」とする人や不愉快に思う人ってそれなりに結構いると思うな。そう思ったら、あなた!ヤバイよ。


| 雑感 | 06:31 | - | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
腰部脊柱管狭窄症の手術治療
腰部脊柱管狭窄症は多くは50歳を過ぎてからの病気だ。20台や30台ではまずいない。間欠性跛行といってしばらく歩くと腰痛や下肢痛が出現するという症状が多い。薬や神経ブロックでよくなる人は約半数で仮によくなっても一時的なことも多い。結局は脊柱管という神経が入っているトンネルの中が物理的に狭くなっているわけだから、それを我慢するか、思い切って手術で広げるかの選択となる。手術の対象になるのはもちろん50、60台もいるが、70,80台以上も決して少なくはない。しかし、80を超えて変性側弯や骨粗鬆症を合併したりしていれば、手術のリスクが高くなるので病院によっては敬遠する。「手術は危険だからできませんね」ならまだしも、ひどい医者になると「歳だからあきらめなさい」などとぬけぬけと言い放つ。後者のこういった他人事発言は私は嫌いである。先日も大学病院で診てもらって手術はできないといわれ、途方にくれて困っていた80過ぎの方が私のホームページをご覧になってやってきた。熱意を買って3箇所も狭窄を広げる手術をしたが、うまくいった。大学病院で難しいといわれ、民間病院でできる手術とはどんなものだろう。そう考えると、手術を含め医療は愛だといえるのではないだろうか。
| 今日の医療を斬る | 08:48 | - | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
椎間板ヘルニアの手術治療
腰椎椎間板ヘルニアで知っておいてほしいことがあるんです。
 ヘルニアの大きさが大きいほど痛いというわけではなく、痛さはむしろ、神経への当たり所であったり、炎症の度合いで左右されるのです。また、更なる大前提として、ヘルニアが出っ張っているから痛いわけではなく、そこに炎症が起こるから痛いのです。安静・薬・神経ブロックなど、何らかの方法で局所の炎症がとれれば痛くなくなる。痛みを伴わないヘルニアなんていっぱいあります。だから、椎間板ヘルニアの患者さんのうち、実際に手術までに至る方の割合はたった10%くらいなのです。
 患者さんの方もヘルニアというとすぐに手術じゃないかと心配してしまう。また、手術して早くすっきりしたいと、リスクも考えずに安易に手術を希望する人もいる。それを諭すのは医者の方なのだが、「そうか、痛いか、じゃ手術しよう」と安易に手術を持ちかける医者も後を絶たない。手術というのは患者さんの体にメスを入れて傷をつける行為。一般の人が他人の体にメスを入れたら傷害罪になってしまう。それが、治療という名目で許されているのは医者だけなのです。手術というものは体に傷をつける行為であり、その傷自体が痛みを引き起こすこともあるということを忘れないでほしい。なんらかの理由で安易な手術を受けた患者さんを見るといつもそう思います。
 一方で早く手術して救ってあげた方がいい患者さんも少ないながら存在することも事実。ヘルニアは奥が深い。
| 今日の医療を斬る | 06:08 | - | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
ダイエットの奥義
 夏休みの移動中の飛行機の中で読んだ岡田斗司夫氏の「いつまでもデブと思うなよ」に未だに感銘を受けている。太っている人は太るような食べ物を食べているということ。その中でコンビニのおにぎりについても書いてあり、私なりに調べてみた。やっぱりパリパリお海苔よりしっとりお海苔の方が概してカロリーが高く、私の好物のツナマヨなど高カロリーの最たるものだった。コールドカップタイプのコーヒーもコンビニで売っているが、裏のカロリー表を見るとカフェオレ、ラテ、エスプレッソなど味によってカロリーがずいぶん違う。いつも好んで買っていたものほど確かにカロリーが高かった。高カロリーのものを食べたら他の物はカロリーを抑えた食べ物にするだけで全体としての摂取カロリーがずいぶん違う。一昨日も高島屋に行った勢いで家人とプリンやケーキなど買って贅沢に食べてしまったが、昨日では1週間前と比べて体重はむしろ減っている。無駄に太らないように、このままこの“ゲーム”を続けていこうと思う。そういえばアメリカ人といえば太った人が多いが、国際学会で出会うアメリカ人の医者で太った(太りきった)ドクターはまずいない。それだけ自己管理ができているということなのだろうと思う。
| 雑感 | 06:21 | - | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
ポニョ
「ポーニョ ポニョ ポニョ」観てきました。宮崎駿監督作品は1回観ただけではよく分からない。テーマに環境破壊への警鐘が入っているのだろうがね。絵はきれいでかわいく漫画映画なんだけど何を訴えようとしているのかがつかみにくい。ピカソの絵みたいに奥深さを感じる。




北京オリンピックも終わり、夏も終わりこれから秋に向かってゆく。すでに朝晩の気候は夏とは違う。やっぱり夏は短い。
| 日常のひとコマ | 21:47 | - | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
電子カルテ
電子カルテは現状ではやっぱり駄目ですね。音声入力ができれば、患者さんの顔見ながら診察ができていいと思ってたけど、それだけじゃなかった。結局は患者さんの台帳を作らなければならないし、紹介状を持ってきたときはどこかに保存しとかなきゃならない。紹介状は写真データにしてカルテの中にしまっておく?誰が写真撮って、誰が貼り付けるの?結局は原本で保存するから写真のようなファイルがいるんです。前述の紹介状だって初診時は本物が見れるけど、2回目以降はカルテ台帳を出さないと見ることができない。もっともっと進化しないと嫌だなあ。




P.S.
本日、メガネ出来ました。アイメトリクス。プラスチックだから高級感はないけど、軽くていいですね。装着していてまったく違和感なく、メガネをつけているのを忘れてしまうくらい。

| 今日の医療を斬る | 20:53 | - | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP